北京2級　その意味は？

   北京市では感染防止管理レベルの2級緊急対応の措置が取られています。北京で実施されている対応を以下の通り整理しました。

1. 入京者の分類と14日間観察措置

   中国国内の低リスク地区からの入京者、出張帰京者に対し、自宅隔離または14日間の集中観察を求めることをやめる。ホテルに滞在予定の人は、健康宝「グリーンコード」で手続きをすることができ、PCR検査証明書を提出する必要はないが、健康観察を強化する。国外からの入国者に対しては、すべて14日間の集中観察を継続し、PCR検査を行い、集中観察期間が満了した後、さらに7日間の自宅での健康観察を延長する。

2. グリーンコードでのマンション・アパートへの立ち入り

   北京市海淀区、石景山区、西城区、豊台区の居住区では2級緊急対応措置に全面的に戻す。北京市全体では引き続き実名制の管理を継続したうえで、マンション・アパートの非居住民に対しては、健康宝「グリーンコード」を所持し、登録すれば、マンション・アパート内の親戚や友人を訪問することができる。宅配便、食事配送や牛乳配送、家政サービス、不動産仲介などのサービス業の従業員も、健康宝「グリーンコード」を所持し、登録すれば居住区コミュニティ内に入ることができる。リノベーション業者も近所の同意を得て、健康宝「グリーンコード」を所持し、マンションに登録すれば居住区コミュニティ内に入ることができる。

3. 公共施設は予約制で入場制限を継続

   公園、観光地については時間帯別の予約制等による入場管理措置を実行する。図書館、博物館、美術館等の室内公共施設は時間帯別予約制を実施する。ただし、地下の体育施設、映画館、カラオケ、マージャン室などの場所は開放しない。

4. 医療の実名予約による常態システムを構築する。

   退院後にウィルスが再び陽性に活性化した感染者、及び無症状感染者に対しての検査と治療を強化する。

5. 学校の管理を強化

   学校が秩序ある始業を進めるなかで、常態化した感染防止管理を強化する。豊台区新発地市場周辺の小学校3校、幼稚園6園は閉鎖する。