湖北│消費拡大に20条の多彩な措置発動
2023. 12. 26
湖北│消費拡大に20条の多彩な措置発動
湖北省人民政府弁公庁はこのほど、「人民生活をさらに保障し改善するための若干の措置」（以下「措置」という）を発表し、高齢者介護、生育・保育、教育・医療、雇用・収入増、住宅など7分野をわたって20カ条の措置を提案した。提示された措置の中には下記の事項が言及されている。
- 高齢者介護サービス産業の発展を促進し、多層的な高齢者介護サービスメカニズムを完備する。
- さらに力を投入して、雇用と収入の増加を促進し、就業権益の保障を強化し、都市と農村の住民の収入を増加する。最低賃金基準を現行の4段階から3段階に調整し、最低賃金基準を平均で約15％引き上げる。
- 都市と農村の充電インフラ建設を加速し、2025年までに新たな充電スタンドを30万基建設することを目標とする。都市の更新、改造と組み合わせて駐車施設を増やし、遊休土地や角地を活用して公共駐車場や臨時駐車場を建設し、2025年までに省内に30万台の駐車スペースを新設するよう努める。
情報によると、湖北省では既に最低賃金基準を調整する準備作業を開始しており、2024年上半期には新たな最低賃金基準を施行する予定である。
現行の湖北省の最低賃金基準は、地域によって2,010元、1,800元、1,650元、1,520元の4段階に分かれている。パートタイム労働者の最低時給は、地域によりそれぞれ19.5元、18元、16.5元、15元となっている。
なお、湖北省人民政府弁公庁は「湖北省自動車産業転換発展実施計画（2023年〜2025年）」を公布しており、この計画では、2025年までに全国規模の新エネルギー車生産基地を建設し、新エネルギー車の生産量のシェアを全省の自動車生産量の40％以上に増やし、生産額を3,500億元に達するとしている。今回公布された措置は、充電インフラの建設を加速し、公共サービスを充実することによって、自動車産業の転換をさらに促進させるものとなっている。従来の自動車企業を含め経営者にとって、自社の利点をいかに生かし、刻々と変化する競争の試練に耐えるかが重要な課題となる。
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