「武漢市抜取検査事項リスト(2023版)」が実施

2023. 6. 30

「武漢市抜取検査事項リスト(2023版)」が実施

   このほど、武漢市では市場監督管理局を筆頭に市レベルの関連行政部門が共同で作成した「武漢市抜取検査事項リスト(2023版)」の運用が始まった。新版リストには計407項目の抜取検査事項が記載され、重点検査事項と一般検査事項に区分されている。重点検査事項は、食の安全、住居の安全、労働安全、生産安全、省エネ、汚染などの安全、品質、公共利益などの分野にかかわる項目で、抜取検査にあたっては監督管理の的確性を高めることを要求している。また、一般検査事項に対しては、抜取検査の割合を厳格にコントロールして、企業の負担を確実に軽減するよう指導している。それぞれの抜取検査事項の検査主体を一々明確にし、市・区の監督権限を区分し、「法執行・検査はリストに基づき、リスト以外の検査はしない」と要求している。

   リストアップされたなかで注目すべき検査項目は、以下の通り。
  • 重点なエネルギー消耗単位に対する省エネ状況の監督検査。
  • 人的資源と社会管理の分野における労働契約の締結状況、労働時間と報酬、労務派遣、女性労働者の権益保護に対する検査。
  • 社会保険の納付などにおける的確性の検査。
  • 生態環境分野における廃水処理、危険化学品処理など(一般検査項目)。
  • ビジネス分野においては、外商投資企業の年度報告の公示情報の検査にも言及されている。
  • 市場監督の分野においては、広告活動、商標の使用、特許の真実性なども検査項目に入っている。

   最新版の抜取検査事項は多岐に渡り、31の行政・法執行部門に及んでいるが、各部門に対し、リスト外の検査を勝手に実施してはならないとも明確に要求している。企業はリストの項目と照らし合わせて、事前に自主点検、改善を行い、抜取検査に準備をしておくことをおすすめする。

原文リンク:
クライアント
専用ログイン

ユーザーIDとパスワードを入力してください。 ご質問がございましたら、弊所の顧客担当にご連絡くださいますようお願い致します。