改正版ネットワーク安全法が2026年1月1日より施行

2025. 11. 12

改正版ネットワーク安全法が2026年1月1日より施行

   第14期全国人民代表大会常務委員会第18回会議は10月28日、ネットワーク安全法改正に関する決定を可決した。2026年1月1日より施行する。

   ネットワーク安全分野の基本法であるネットワーク安全法は2016年に制定。今回の改正は同法施行以来最も重大な改正で、ネットワーク安全を取り巻く新たな状況と要求に適応し、ネットワーク安全の法的責任を重点的に強化し、関連法律との連携協調を強化するものとなっている。

   今回の改正で最も注目される変化の一つは、法的責任の全面的かつ大幅な加重である。ネットワーク運営者、特に重要情報インフラ運営者に対する罰金の上限が、従来の最高50万元から1,000万元に引き上げられた。直接責任を負う主管人員個人に対する罰金の上限も100万元に引き上げられた。こうした懲罰的な罰金は法の抑止力を大幅に高めることになる。また、普遍的な処罰の強化と同時に、行政処罰法の規定に適合する場合は刑の軽減または免除を可能とする新条項を追加して、現代的な監督管理理念である刑罰と違反の程度一致(過罰相当)と寛容かつ慎重な執行(包容審慎)を体現している。

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