上海 | 医薬企業3社による水平独占協議事件に行政処罰を実施
2025. 4. 22
上海 | 医薬企業3社による水平独占協議事件に行政処罰を実施

このほど、上海市の市場監督管理局は、医薬企業3社による水平独占協議事件に対して行政処罰を行った。
2024年4月30日、上海市の市場監督管理局は当該案件に対して立件調査を行った。調査の結果、3社が共謀してメチル硫酸ネオスチグミン注射液の販売価格を11~21倍引き上げ、消費者の合法権益および社会の公共利益を損なった。また、国内の公立病院と民間病院の販売市場を分割し、市場における公正な競争を排除、制限して、それぞれの市場シェアの維持を図った。上海市の市場監督管理局は「独占禁止法」第17条、第56条、第59条の規定により、3社に対して、違法行為の即時停止を命じ、違法所得を没収するとともに合計金額は222,997,766.22元の罰金を科した。また、独占協定の締結に個人責任を負う者に対し、罰金500,000元を科した。
当該案件は2022年「独占禁止法」に個人責任の条項が新設されて以来、独占協議締結に関する個人責任を追及した初めての事例である。これにより、経営者及び管理職の独占禁止におけるコンプライアンスの主体責任を明確化し、業界の規範的かつ健全な発展を促進するのに有利である。
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