電子到着ビザの試行範囲が上海浦東新区全域までに拡大
2024. 10. 28
電子到着ビザの試行範囲が上海浦東新区全域までに拡大

国家移民管理局の批准同意を経て、即日から、電子到着ビザの試行範囲が従来の中国(上海)自由貿易試験区臨港新区から、浦東新区全域まで拡大された。上海浦東新区における企業の招聘を受け、且つ到着ビザの条件に適合する外国人は、F(訪問)ビザ、M(商務)ビザ、R(人材)ビザ、Z(就業)ビザ、S2(私的事務)ビザの電子到着ビザを申請し、上海入国審査場所から入国することができる。

関連情報によると、全行程の電子到着ビザの手続きはオンラインで行うことができる。審査と届出手続きが完了した企業は、上海市公安局出入境管理局の電子行政プラットフォームで申請人の査証関連情報を代理申請できる。電子到着ビザが発給された後に、招聘単位が同プラットフォームからPDF電子テキストの「中華人民共和国電子口岸査証確認書」をダウンロードして申請者に送付できる。申請者はその確認書を自分の電子デバイスに保存するか印刷し、パスポートと電子到着ビザを所持して入国・滞在する。

到着ビザの電子化改革をさらに推進し、中国のビザ管理効率とサービスレベルを向上させるために、上海市公安局出入境管理局は7月12日から中国(上海)自由貿易試験区臨港新区で電子到着ビザをテスト的に実施している。上海市公安局出入境管理局到着ビザ処の王盛科長は、「我々は前段階の試行経験を踏まえて、浦東新区の関連部門と共同で試行範囲拡大の準備業務を積極的に行っており、条件に符合した30万社余りの企業を対象に、政策を普及し、関連手続きを行った。これにより、浦東新区における外国人の出入国の便宜化を更に促進し、浦東新区における投資と貿易の自由化レベルの向上をサポートする。」と述べた。
出典:上海市公安出入境管理