深圳 | 中国初の首席コンプラ責任者制度ガイドラインを公布
2024. 1. 24
深圳 | 中国初の首席コンプラ責任者制度ガイドラインを公布

このほど、深圳市司法局は「深圳市企業の首席コンプライアンス責任者制度業務ガイドライン」を公布した。これは中国で全国初となる首席コンプライアンス管理者の制度についてのガイドラインとなる。
本ガイドラインの規定によれば、首席コンプライアンス責任者とは、企業においてコンプライアンス管理部門を率いてコンプライアンスに関連する管理業務を遂行する経営管理職にある人を指す。首席コンプライアンス責任者の選任及び任命は企業で経営陣を選任する手続等を参照して実施し、選任された首席コンプライアンス責任者は企業の最高経営者に対して責任を負う。さらに「ガイドライン」では、首席コンプライアンス責任者の職責と選任、首席コンプライアンス責任者制度に付帯する運用メカニズム、企業が首席コンプライアンス責任者制度を効果的に運用するための保障措置、企業による首席コンプライアンス責任者制度の監督、考課などの内容が規定されている。
首席コンプライアンス責任者制度は、企業のコンプライアンス管理を強化し、経営リスクを低減する上で重要な意味を持っている。深圳で公布された首席コンプライアンス責任者制度を普及させる政策はさらに拡大、深化する傾向にある。企業自身の規模と経営発展ニーズに応じてコンプライアンス管理制度を適時調整してうえで、本「ガイドライン」は有益である。
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