広東 | 労務派遣の管理と規範化を強化

2023. 11. 30

広東 | 労務派遣の管理と規範化を強化

   このほど、東莞市人力資源・社会保障局は「東莞市労務派遣使用規範ガイドライン」(以下、「ガイドライン」という)を公布した。

   「ガイドライン」は、労務派遣の適用範囲、補充的職務を確定するプロセス、派遣を禁止する職務、派遣労働者の割合、アウトソーシングと労務派遣業者の選定、労務派遣契約の締結、派遣労働者を差し戻しできる状況、派遣労働者を差し戻せない状況、労務派遣業務経営の申請条件、規定違反への処理、労働紛争仲裁など、多方面にわたる重要な注意事項を取り上げている。

   「ガイドライン」では主に下記の事項を明確にしている。
  • 労務派遣は補充的であり、臨時的、補助的、代替的な業務に限って使用でき、使用者は派遣労働者の人数を厳格にコントロールする必要があり、派遣労働者の人数は従業員総数の10%を超えてはならない。
  • 臨時的な業務とは、継続期間が6ヶ月を超えない職務を指す。補助的な業務とは、主要業務を支援する非主要業務を指す。代替的な業務とは、研修‧休暇などにより職場を離れた労働者に代わる職務を指す。使用者は上記の3種類の業務のみにおいて派遣労働者を使用することができ、使用の範囲を拡大してはならない。

   「ガイドライン」は、労務派遣の管理と規範化を強化するものとなっており、また労務派遣事業の経営許可を厳格化し、さらに、労務派遣使用の監督管理を強化し、派遣労働者による権益保護の体制を構築し、労務派遣業界の自主管理を向上させることを要求するものとなっている。

原文リンク:
https://file.m12333.cn/upfile/download/113169b0-6fa9-0bd4-4741-f3e59685b191.pdf
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