福建 | 2023年企業賃金ガイドラインを発表

2023. 11. 23

福建 | 2023年企業賃金ガイドラインを発表

   10月30日、福建省人的資源社会保障庁は「福建省2023年企業賃金ガイドライン」を発表した。具体的な通知内容は以下の通り。

一、2023年福建省企業賃金ガイドライン
   (1)企業賃金ガイドラインとしての上昇基準ラインを7%とする。
   (2)企業賃金ガイドラインとしての上昇下方ラインを3%とする。
   上記の賃金ガイドラインは、企業の在職従業員の賃金分配に適用する。


二、企業従業員の賃金増加に関する指導意見
   (1)生産、経営が正常で、経済的利益を増加している企業は、基準ライン前後で賃金を増加できる。
   (2)生産、経営が正常で、経済的利益の増加が緩やかな企業は、下方ラインと基準ラインの間で賃金の増加幅を調整できる。生産、経営が確かに困難な企業は、労働組合または従業員代表と協議して同意を得たうえで、賃金ガイドラインの下方ラインを下回る水準(ゼロ成長またはマイナス成長を含む)で賃金を確定できるが、法定労働時間内に正常な労働を提供した従業員に支払われる賃金は現地の最低賃金を下回ってはならない。

三、関連する要求
   (1)正常な賃金増加メカニズムを確立し、整備すること。企業は全省及び所在地区が発表した賃金ガイドラインを参照し、企業の生産経営と経済効果の状況に合わせて、集団賃金協議などの民主的な手続きにより、企業の賃金増加と分配計画を確定し、正常な賃金増加メカニズムを確立し、整備しなければならない。企業が締結した賃金に特化した集団契約書は、現地の人的資源社会保障部門に届け出て審査を受けなければならない。
   (2)第一線の従業員の賃金増加に注力すること。従業員の賃金アップを確定する際に企業は、賃金が低い第一線の生産従業員の賃金増加に重点を置き、第一線の生産従業員の賃金増加率が従業員平均の賃金増加率を下回らないように注意しなければならない。同時に、企業は第一線の生産従業員と経営者の賃金増加を結びつけるメカニズムを実行し、第一線の生産従業員の平均賃金が増加しない企業では、経営者の賃金も増加してはならない。
   (3)賃金ガイドラインの実施効果を強化すること。区を設置している市および平潭総合実験区は、全省の賃金ガイドラインに基づいて、地元の経済成長、物価水準、就職状況と労働コストなどの状況を結合して、地元企業の賃金ガイドラインの意見書を制定し、省庁に報告して審査を経たのちに発表すること。同時に、各地の各関係部門は賃金ガイドラインの宣伝をさらに強化し、集団賃金交渉の普及に向けて賃金ガイドラインの指導的役割を十分に発揮し、賃金ガイドラインの実施効果と社会的影響力を高めるよう努力すべきである。

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