深圳 | 企業データコンプライアンスに新ガイドライン

2023. 10. 17

深圳 | 企業データコンプライアンスに新ガイドライン

   データコンプライアンスは、いまや企業コンプライアンスのなかでも重要な一部となっている。日常の経営活動においては、データの処理が不適切であれば、企業に経済的な損失をもたらすだけでなく、はなはだしくは刑事罰が科される可能性もある。

   このほど、深圳市人民検察院は深圳市インターネット情報弁公室、深圳市発展改革委員会などの複数部門と共同で「深圳市企業データコンプライアンスガイドライン」(以下、「ガイドライン」という)を公布し、企業のデータコンプライアンスに対して新たな要求と指導事項を示した。

   「ガイドライン」は全77条で構成され、データに関わる各類の状況について詳細かつ全面的な規範化を示している。データ安全へのコンプライアンス管理組織システムの構築、データコンプライアンス管理制度体系の制定、データの全段階におけるコンプライアンス、データの越境コンプライアンス及び附則等の内容が含まれ、企業におけるデータコンプライアンス管理の実施を指導し、企業のコンプライアンス意識とデータ保護レベルの向上を促すものとなっている。その中でも、データ要素コンプライアンスの効率的な流通取引の推進をサポートし、データ要素市場の発展を促進するために、企業データ取引の免責事由と過失許容メカニズムについてはじめて「ガイドライン」のなかに導入した。

   データは重要な生産要素であり、データの適切な利用は企業の長期的な発展をサポートする。関連企業は、自社の実際の状況に基づいて、この「ガイドライン」の内容を参考にし、専門家の指導を受けて、自社のデータコンプライアンスシステムを最適化されるようお勧めする。

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