中国 保健食品での表示機能27項目から24項目へ
2023. 9. 19
中国 保健食品での表示機能27項目から24項目へ

2023年8月31日、市場監督管理総局、国家衛生健康委員会、国家中医薬局は共同で「保健食品で表示できる保健機能目録 非栄養素補充剤(2023年版)」(以下「機能目録」という)及び付属文書を発表した。表示できる保健機能は27項目から24項目に変更され(「成長発育の改善」「泌乳の促進」「皮膚の油分の改善」の3機能を機能目録から除外)、また機能表示する用語も調整された。
「機能目録」及び関連文書の公式的な解説要求によると、発表日から5年間を過渡期として定めて、登録及び届出する製品の保健機能表示を規範化し、すでに公布されている「保健食品原料目録」の対応する機能を「機能目録」に合わせて調整するとし、さらに「新旧保健機能表示に関する対照と機能評価に関連する要求」(付表を参照)が制定された。その中で、すでに届出済みの製品については、届出人が元の届出機関にて保健機能名称の変更を申請できるとし、すでに登録済みの製品については、登録証書の保有者が独自に変更登録するか、又はその他の変更や登録延長などを申請する際に、従来の保健機能表示を変更できるとしている。なお、現在、審査中の製品については、審査機関が保健機能の表示と説明書の関連する内容を直接に調整するため、申請人による補正申請は不要である。
なお、保健食品以外のその他の食品(一般食品)に関しては、従来より法律で「保健機能を表示できない」(食品安全法実施条例38条)と規定し、さらに「疾病予防、治療機能に触れてはならない」(食品安全法73条)と定めている。したがって、一般食品の広告宣伝においては、「機能目録」で定められた24項目の保健機能を表示してはならないのはもちろんだが、従来の27項目の保健機能表示も参照して、疾病予防や治療機能に抵触していないかを慎重に判断するようお勧めする。
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