市場監督管理局 企業名称の規範を整備
2023. 9. 11
市場監督管理局 企業名称の規範を整備

8月29日、国家市場監督管理総局は「企業名称登記管理規定実施弁法」(以下、「弁法」という)を公布した。「弁法」は2023年10月1日から実施され、同時に、現行の「企業名称登記管理実施弁法(国家工商行政管理総局令第10号)及び「個人経営者名称登記管理弁法」(国家工商行政管理総局令第38号)は廃止される。
今回公布した「弁法」は、主に名称登記、名称管理行政手続きにおいて企業が直面する問題を解決し、市場参入の制度規則をさらに統一することを目的としている。注目に値するポイントは以下の通り。
1. 企業名称の規範を整備する。企業の名称は、「同業種に先行して一定の影響力を有する他人の名称(略称、屋号などを含む)と同一あるいは類似する文字」や「国家レベル、最高級、最優良などの誤解を招く文字」を使用してはいけないことを明確にした。また、「中国」「集団」を冠する企業名称の登記条件について詳細化した。
2. 企業名称の自主申告プロセスを詳細化した。
3. 企業名称の使用と監督管理する制度を強化した。名称を使用する際には、模倣、混交などの方式で、他人が先取している合法権益を侵害してはいけなないと明確に規定した。同時に、規定に適合していない企業名称を是正し、かつ名称の変更を命じる権利を登記機関に与えるとした。
今回の「弁法」は、企業名称登記における監督管理実務上の規範を詳細化しており、国家が市場主体の合法権益を保障し、良好なビジネス環境を構築し、公平な競争による市場秩序を維持するための重要な措置と位置付けられる。
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