上海 | 「上海市浦東新区データ流通取引の促進に関する若干の規定（草案）」を公布
2023. 8. 8
上海 | 「上海市浦東新区データ流通取引の促進に関する若干の規定（草案）」を公布
7月25日、上海市人民代表大会常務委員会は「上海市浦東新区データ流通取引の促進に関する若干の規定」の草案を発表し、2023年7月26日から2023年8月9日まで社会に意見を募集している。草案は、浦東新区の行政区域内で展開されるデータ流通取引及び関連する事項の促進、保障、監督管理などの活動に適用される。
草案が規定している主な内容は以下の通り。
- データ所有権者には、データ生産者、収集者、加工者、使用者、データ製品経営者及び法律法規に規定された他のデータ所有権者を含む。
- データ所有権者が生産経営活動中にデータ資源を自主的に生産、収集し、保有している場合、法に基づいてデータ資源保有権を有する。
- データ所有権者は、データ資源の保有権または取引、流通などの契約に基づいて、法に基づいてデータ加工使用権を有する。
- データ製品を、上海データ取引所を通じて取引する場合、取引主体は法に基づいてデータ製品の引き渡し方式を自主的に約定し、規則に従って清算を完了する。
- データ製品の登録、取引、交付、清算などの情報は、データ取引チェーンにおいて改ざんできない証拠として形成されなければならない。
現在、草案を社会に公開して求めている意見の重点、方向性として、データ要素の役割をさらに発揮し、効率的な流通、取引の規範化、セキュリティ保護をよりよく統合するにはどのように規定すべきか、また、各種のデジタルビジネスの発展をさらに促進し、データ市場の生態系を育成し、良好な発展環境を構築するにはどうすべきかなどをあげている。
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