浦東新区が3C認証免除管理措置を公布

2023. 6. 16

浦東新区が3C認証免除管理措置を公布

   上海浦東新区は2023年5月30日、全国に先駆けて初の強制性製品認証手続き免除(以下、3C認証免除)管理措置となる「上海市浦東新区における強制性製品認証の手続き免除についての若干の規定」(以下、「規定」)を正式に公布した。2023年7月1日から施行する。

   2023年3月に、国家市場監督管理総局は上海浦東新区に対して3C認証免除制度の改革・革新を展開することに同意する正式書簡を返答している。今回の「規定」の正式公布は、3C認証免除における一連の改革・革新措置を立法の形で制度化したものとなる。従来の3C認証免除制度と比較して、「規定」が定めた改革・革新措置としては具体的に次のものが挙げられる。

   「規定」は、3C認証免除を申請できる主体を浦東新区に登録し、重点産業に通関、倉庫保管、運輸、配送などのエンドツーエンドのサービスを提供するサプライチェーン企業にまで拡大した。また「規定」では、条件に合致する企業は3C認証免除のファスト通路を使用でき、自主申告、自己承諾、セルフ手続きの便宜を享受できると明確に定めた。

   製品は2年以内に使用・消込しなければならないという要求に対して、「規定」は更に企業に利便性を与え、関連製品が2年以内に使用・消込を完了できなければ、企業は必要に応じて使用延期申請を提出できるとした。 

   このほかに「規定」では、浦東新区において3C認証免除の特別用途輸入製品に対する検査業務を試験的に実施するとして、検査に合格した製品は特定の地域内で生産及び使用できると明確に定めた。


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