2023年危険化学品安全監督管理の業務要点を発表
2023. 3. 20
2023年危険化学品安全監督管理の業務要点を発表

国家緊急管理部はこのほど、「2023年危険化学品安全監督管理の業務要点」(以下、「業務のポイント」)および関連する9つの業務方案を発表した。
「業務のポイント」では、重大危険源、ハイリスク細目領域に対する安全リスク管理制御を引き続き推進し、危険化学品倉庫の安全リスクに対する潜在的危険の調査・是正を展開することを明確に示し、その中で重要類型の危険化学品倉庫に対する潜在的安全リスクに対する特別な是正を求めている。
また、化学工業園区における是正・レベルアップ、及び危険化学品企業の装置設備に対する安全是正について、2つの特別項目を立てて業務要求を提示している。その中には以下の内容が含まれている。
1. 化学工業園区の是正・レベルアップに関する特別項目では、省レベル政府またはそれに授権された機関が認定・公表したすべての化学工業園区と化学工業集中区を対象とし、化学工業園区の安全リスクランクを2023年末までに20%以上、2025年までに90%前後、比較的低いレベルに達することを求めている。この特別項目により、各化学工業園区はその安全リスク管理制御及び安全リスク評価をさらに強化させることが要求される趨勢にある。
2. 危険化学品企業の装置設備に対する安全是正の特別項目では、危険化学品の生産、経営、使用に関する許可を取得した企業に対して、企業自身が装置設備を運行する中での瑕疵、隠れた危険性に対して自己調査を行い、台帳を作成し、リスク評価を行い、分類是正することを要求している。引き続き、応急管理部門は、5%以上の装置設備の運行に問題がある企業に対して監督検査を行うとしている。
危険化学品企業は、「業務のポイント」及び企業所在地が確立した関連業務細則を参考し、自社の安全性コンプライアンス管理を整備しておくことをお勧めする。また「業務のポイント」では、「危険化学品安全法」、「危険化学品経営許可証管理弁法」、「危険化学品登録管理弁法」などの危険化学品に関する多くの法規制及び法改正計画について言及しているので、参考にして引き続き注視されるよう提起したい。
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