知的財産権擁護の支援活動を規範化

2023. 3. 7

知的財産権擁護の支援活動を規範化

   このほど、国家知的財産権局弁公室は「知的財産権の権利擁護支援に関する業務ガイドライン」(以下、「ガイドライン」という)を全国の知財関連行政部門に公布した。「ガイドライン」は11章64条、付録12通で構成されている。全文は約1.1万字で、総則、業務内容、業務体系、運営管理、業務スタッフ、業務プロセス、協力部門の管理、専門家の選任管理、ボランティアチームの建設、激励の保障、訪問とその他の業務制度及び付録フォーマットを含んでいる。主な内容は、下記の三面に整理できる。
 
第一に、権利擁護支援活動の体系建設を強化。
   第三章では、初めて、各級の知的財産権管理部門が権利擁護支援活動を展開する中での職責、権利擁護支援機関の担い手および権利擁護支援の出先機関の設立を明確にした。第四章では、権利擁護支援機関の運営管理を規範化した。第五章では、権利擁護支援スタッフの管理と育成を明確にした。
 
第二に、権利擁護支援活動のプロセスと基準を統一。
   第六章では、権利擁護支援活動のプロセスを規範化し、権利擁護支援への申請の受理条件を明確にし、処理、移転、終了、ファイル保管、情報送達などの業務要求を細分化し、各段階での処理期限を確定した。

第三に、社会パワーの参与を規範化。
   第七章から第九章では、協力部門、専門家、ボランティアなどの社会的力量を業務に参画させるうえでの要求と具体的な管理プロセスを明確にし、権利擁護支援機関がリソースの中枢的な役割をはたし、需要に応えてサービス展開する効果的な対応を明確に示した。
 
   今回の「ガイドライン」では、「中国知的財産権権利擁護支援オンラインサービスプラットフォーム」の公式サイト(http://www.ipwq.cn/index.html)を確立し、発表した。知財権利擁護のニーズを抱えている方々のご参考までに紹介する。


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