上海 社会保険料納付基数を調整
2022. 7. 7
上海 社会保険料納付基数を調整

近頃、上海市社会保障局は「本市2022年度社会保険料納付基数の上下限に関する通告」を公布した。「通告」によると、2022年7月1日から、本市の社会保険料納付基数の上限が34188人民元/月に調整された。社会保険料納付基数の下限については、前年度従業員平均賃金の60%となるべきが、近頃、新型コロナウイルス肺炎疫病が経済社会発展にもたらした影響を配慮し、企業の負担を減らすために、本市の社会保険料納付基数の下限を、2020年、2021年従業員平均賃金計算式の平均額の60%とし、2022年7月1日から6520人民元/月に調整する。

また、2020年の上海市平均賃金(10338人民元/月)、2021年の上海市平均賃金(11396人民元/月)と比べると、10.23%の増となる。
賃金が比較的低い(納付基数の下限を下回った)あるいは高い(納付基数の上限を上回った)従業員の場合、現行の上海市社会保険料納付比率を合わせると、企業と従業員の負担増加状況を計算することができる。


また、公布された「上海市人力資源及び社会保障局による操業・生産再開を支援するための人材特別支持措置に関する通知」(沪人社力〔2022〕103号)の主旨(参考:操業・生産再開人材特別支持措置に関するQ&A)によると、従業員平均賃金が調整された後の2022年7月から2023年6月までの間は、本市人材誘致関連政策(直接戸籍申請、居住証から戸籍への転換、帰国留学生の戸籍申請、居住証ポイント等の業務)のうち、「平均賃金」に関わる事項については、現行の基数基準を参考基準とする。

即ち、居住証ポイント、居住証から戸籍への転換、帰国留学生の戸籍申請等、平均賃金に関わる事項については、下記の現行基準で計算される。
