上海出発/上海経由、PCR検査必須?(11月13日現在)
2020. 11. 16
上海出発/上海経由、PCR検査必須?(11月13日現在)

上海から中国内の他地域へ移動する場合の現地対応について、現時点で入手した関連情報を以下の通り列記しますので、ご参考ください。各地の対応には厳格な統一が見られないケースもあるようですが、出張の予定がある場合は、出発する直前に現地の状況を確認して、念入りの対応を心がけるようお勧めします。なお、上海を経由して移動される場合も同様の対応を求められますのでご注意ください。
- 上海から福州、海口、ラサ、榆林、成都、マカオ、河南省、長春、武漢に到着する訪問者は、到着7日以内のPCR検査陰性証明を所持する必要があります。また、上海に長期滞在していなくても浦東空港を経過して上記の地域を訪問する場合で到着7日以内のPCR検査陰性証明を所持していなければ、目的地に到着した後にPCR検査を行う必要があります。
- 現時点で、浙江省では特に制限が取られていませんが、アモイでは浦東空港からの到着者を直接隔離するケースや、南京では上海から高鉄で到着した後に高鉄駅で待機させられるケースが生じているようです。また、北京では、ホテルでチェックインする際に「承諾書」を提出する必要があります。
- 北京と全国各地の一部のホテルでは、宿泊客に対して中高リスク地区での滞在歴の申告を要求しています。宿泊客はホテルに承諾書を提出する必要があり、経由した全ての中高リスク地区の滞在歴を正直に申告しなければなりません(例えば、上海浦東、祝橋鎮、天津濱海新区など)。2つ以上の中高リスク地区での滞在歴があれば、ホテルから宿泊を拒否される可能性があります。承諾書は公的に提出する書類であるため、事実と異なる申告をした場合には法的責任を問われる可能性があります。
- 上海からの訪問者で、中山市に到着した際に承諾書にサインしただけで通行できたケースや、南京南駅で改札を出る際にパスポートを見せただけで通行できたケースもあるようです。また、四川省南充でもホテルでチェックイン時に手書きの承諾書の提出を要求されたケースもあるようです。
- 読者から提供いただいた情報によれば、南京駅に到着した際に、隔離もPCR検査も要求されなく、通常通りに通行できたとのことです。現時点では、低リスク地区(蘇康コードが緑)からの訪問者は、南京に到着した後に、隔離やPCR検査の必要はありませんが、中高リスク地区(蘇康コードが黄色、あるいは赤)からの訪問者は、南京に到着した後に直ちに社区に自主的に報告し、隔離の手配に従わなければなりません。