上海、6月29日から条件付きで店内飲食を再開
2022. 6. 28
上海、6月29日から条件付きで店内飲食を再開

6月26日に開催された上海市防疫業務記者会見で上海市商務委員会の頼暁宜・二級巡視員が、市民が関心を寄せている店内飲食を再開する以下の報告を行った。金山、奉賢、崇明の3区で試行した経験、及び関連部門と専門家の意見、現在の上海市における防疫状況の実情を総合的に鑑みて、市防疫弁公室の検討により、上海市は、中リスク以上に該当しない地区で、かつ、直近1週間以内に管轄区内で社会的な疫病が発生していない街道・鎮での店内飲食を6月29日から再開することを決定した。各区政府は防疫状況を総合的に評価したうえで具体的な店内飲食の再開地域を確定する。
また、商務委員会指導業界協会は「本市飲食サービス営業再開防疫ガイドライン」(第三版)を公布し、店内飲食を行う飲食企業に対して、下記6分野の要求を明示している。
(1) 店内飲食サービス届出管理を実施すること。飲食企業は区防疫弁公室に届け出し、関連監督部門が検査、評価を行った後に店内飲食が再開できる。
(2) 店内飲食の人数制限を実施すること。店内の面積に基づいて、テーブルの間隔を広げ、飲食人数を制限する。客席は間隔を空けて交差させる。
(3) 消毒管理を徹底すること。店内飲食を再開する前に、経営場所の全面的な予防的消毒を実施し、日常の経営中はテーブルごとに飲食を完了した顧客が店を離れた後、直ちにテーブル、椅子、食器を洗浄、消毒する。
(4) 入店管理を適切に実施すること。経営場所の入口に現在地コードまたは「デジタル監視員」を設置する。顧客はマスクを適切に着用し、現在地コードまたは「デジタル監視員」をスキャンし(72時間以内のPCR検査陰性証明を所持しなければならない)、かつ体温の異常がないこと(37.3℃未満)を確認した後に、入店に導く。
(5) 新しい飲食習慣を提唱すること。「上海市による共用箸・共用スプーン、及び食事の取分けサービス規範」に則って、店内飲食サービスを適切に行い、テーブル責任者制の実施と一般的に1.5時間前後の飲食管理を奨励する。
(6) 日常の監督管理を強化すること。各区は、店内飲食の再開に合わせてビックデータプラットフォームを通じた飲食業界のデジタル化管理を推進し、飲食業従事者の健康管理プラットフォーム、現在地コードまたは「デジタル監視員」の観測プラットフォーム、飲食企業食品安全分級管理プラットフォームを各区の都市運行センターと接続させて、「ワンネットワーク統合管理」を実現する。
出典:上海発布