上海全域で段階的に差別化した管理を実施
2022. 4. 11
上海全域で段階的に差別化した管理を実施

本日(4月11日)午前、開催された上海市防疫業務記者会見で、市政府副秘書長の顧洪輝は最新の区域防御管理および今回のスクリーニング検査と「封控区」「管控区」「防范区」の「三区划分」に関する状況を報告した。
この2日間で、全市で新たなスクリーニング検査を実施した。4月11日午前8時まで、2512万人の検体を採収し、2152万人の検査が終了した。そのうち、25996人の検査結果に異常値が示しており、現在、混合検査で陽性となった一部の人員に対し、再度検査を実施している。
国務院共同防御コントロール部門の関連規定に基づき、上海の実情に合わせ、市の全域において、「封控区」「管控区」「防范区」に応じた区分と差別化した管理を実施する。
「封控区」とは過去7日間に陽性感染者が確認されたコミュニティ、自然村、または単位、施設であり、「封控区」では「7日間の封鎖管理+7日間の在宅健康観察」を実施する。7日間の封鎖管理期間には、区域を封鎖し、住居から出てはならず、必要がある場合は訪問サービスを提供する。
7日間の封鎖管理期間中に新たな陽性感染者が発生しなかった場合、7日間の在宅健康観察を実施し、コミュニティの外に出ず、人員の密集を厳禁する。「7日間の封鎖管理+7日間の在宅健康観察」期間において、新たな陽性感染者が確認されていなく、かつ、13日目に区域の全員PCR検査結果が陰性となった場合、封鎖を解除し、「防范区」に調整される。
7日間の封鎖管理期間中に陽性感染者が確認された場合、感染者が所在する建物は14日間の管理期間が終了するまで引き続き封鎖する。区域内の他の建物は7日間の在宅健康観察を実施し、7日間の在宅健康観察期間中に陽性感染者が確認された場合、追跡結果と総合な研究判断に基づき、相応な管理措置を実施する。
「管控区」とは、過去7日間に陽性感染者が報告されていないコミュニティ、自然村、または単位、施設である。「管控区」では7日間の在宅健康観察を実施し、人員の密集が禁止され、コミュニティから出ていけない。原則としては、住居から離れず、1日1世帯あたり一人が防疫措置を適切に行ったうえ、指定場所に配給物を受け取ることができる。
7日間の在宅健康観察期間中に陽性感染者が確認された場合、「封控区」に調整され、相応な管理措置を実施する。7日間の在宅健康観察期間中に陽性感染者が確認されていなく、かつ、6日目に区域の全員PCR検査結果が陰性となった場合、管理を解除し、「防范区」に調整される。
「封控区」、「管控区」区域の診療が必要な人員で外出する必要がある場合、コミュニティ管理部門の同意を得たうえ、個人防護対策を適切にとり、徹底したバブル方式で移送される。
「防范区」とは、過去14日間に陽性感染者が報告されていないコミュニティ、自然村、または単位、施設である。「防范区」では社会的な管理を強化し、人員が集まる規模を厳格に制限する。人員の移動を減少させ、密集を避ける。原則としては、所在する街道・鎮の範囲内で適切な活動が可能であるが、「封控区」、「管控区」に行ってはいけない。「防范区」で陽性感染者が確認された場合、「封控区」に調整される。
現在、スクリーニング検査の結果とリスク研究判断の状況に基づき、各区は第1段階の「三区」リストを作成し、そのうち「封控区」が7624ヶ所、「管控区」が2460ヶ所、「防范区」が7565ヶ所である。これから、各区は第1段階の「三区」リストを順次に公布する予定であり、かつ、その後の「三区」リストもでき次第、適時に公布する。
出典:上海発布