第19期六中全会公報
2021. 11. 15
第19期六中全会公報

中国共産党第19時中央委員会第6回全体会議(六中全会)が11月8日から11日まで北京で開催され、結党から今年で100年を迎えた党と人民の歩みを総括する「党の百年奮闘の重大な成果と歴史的経験に関する中共中央の決議」と「党第20回全国代表大会を2022年下半期に召集する決議」を審議、採択しました。今回の全会には、中央委員197人と中央委員候補151人が出席し、中央紀律検査委員会常務委員会委員と関係部門の責任者、中国共産党第19回全国代表大会の一部代表や専門家・学者が列席しました。
全会は、党の百年にわたる奮闘により、根本から中国人民の前途・運命を変え、中国人民が侮られ、抑圧され、奴隷のようにこき使われた運命を断ち切り、国家、社会および自らの運命の主人公となり、中国人民の素晴らしい生活への憧れが現実のものとなったこと、中華民族の偉大な復興の実現に向けた正しい道を切り開き、中国は先進諸国が数百年かけて歩んだ工業化の道のりをわずか数十年で駆け抜け、経済の急速な発展と社会の長期的な安定という二つの奇跡を成し遂げたと総括しました。
今回、党の百年の成果と歴史的経験を総括することについては、新時代に中国の特色ある社会主義を堅持し発展させるために必要なことであり、政治意識・大局意識・核心意識・一致意識を強化し、道・理論・制度・文化への自信を固め、全党が足並みをそろえて前へ進むために必要なことで、全国各民族人民を団結させ率いて中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現に向けて奮闘を続けていくために必要なことであると指摘しています。
そして、これからの道のりについては、新たな発展段階に立脚し、新たな発展理念を貫徹し、新たな発展の形を構築し、質の高い発展を推し進め、改革開放を全面的に深化させ、共同富裕を促進し、科学技術の自立自強を推進し、全過程の人民民主を発展させ、人民主体を保証し、全面的な法に基づく国家統治を堅持し、社会主義の核心的価値体系を堅持し、発展の中での民生の保障・改善を堅持し、人と自然の調和的共生を堅持し、発展と安全とを総合的に勘案し、国防・軍隊の現代化を加速させ、バランスをとりながら人民を豊かに、国家を強く、中国を美しくしなければならないと強調しました。
公報は、「過去100年に偉大な勝利と栄光をかち取った中国共産党と中国人民は、必ずや新時代の新たな征途においてより偉大な勝利と栄光をかち取ることができると、われわれは確信している」と結んでいます。