企業公式サイトにおけるコンプライアンスリスクに係るポイント
2021. 10. 26
企業公式サイトにおけるコンプライアンスリスクに係るポイント
Q：企業の公式サイトにおいて、コンプライアンス上、発生しやすいリスクポイントは何ですか？
A：企業の公式サイトは企業が自身の業務を宣伝する重要なルートです。しかし、公式サイトはインターネットの公開ルートとして、公衆は公式サイトの内容を監督しています。また、一部の機関や人員が公式サイトの内容が違法であると告発した後、企業に対して告発の取り消しを条件として、お金を要求します。従い、企業は公式サイトのコンプライアンスに注意するべきです。これに鑑み、本所はコンプライアンスに係るリスクポイントを以下の通り整理しましたので、読者の参考にして頂ければ幸甚です。
1、企業は広告宣伝の中で「業界最高基準」などの極限用語を使わないでください。「広告法」の中で「最高級」などの極限用語の使用は明確に禁止しています。
2、企業は自身の特許製品を宣伝する時、「広告法」は特許番号と特許の種類を明示することを要求しています。
3、企業は自分の製品の性能、機能などを宣伝する時、正確に事実にもとづき表示することに注意するべきです。
4、企業は公式サイトで使用している写真、音楽、文章、書体などの作品が他人の著作権を侵害しないように注意を払ってください。
5、企業は商標が登録されていない時に®を表示しないように注意してください。TMを表示すれば問題ありません。他人の商標権を侵害しないように注意してください。
6、企業は公式サイトで使用する人物の肖像画が肖像権者の同意を得る必要があることに注意してください。
7、企業は個人情報の収集及び利用に際し、個人情報の処理は間もなく実施される「個人情報保護法」に適合する必要がありますので注意してください。
8、企業は公式サイトで中国地図を使用する場合、中国地図の関連法規、例えば「地図管理条例」などに適合する必要がありますので注意してください。
9、企業は公式サイトで中国香港、中国マカオ、中国台湾地区の標識が中国の法律法規に適合することに注意してください。標識が正しくない時、「広告法」第9条の国家の尊厳を損ねるに当たると認定される可能性があります。
