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    2021. 5. 14

    中国第七回国勢調査における主要データ

       中国国家統計局は5月11日、2020年に実施した国勢調査の結果を発表した。

    一、国勢調査の基本情況
       中国は、「統計法」及び「国勢調査条例」に基づき、中国の人口の数、構造及び分布を総合的に把握することで、中国の人口発展戦略、政策体系の改善、経済社会発展計画の策定及び質の高い発展の促進のために正確な統計情報を提供することを主な目的として、2020年11月1日の零時を基準時点に第七回国勢調査を実施した。
    調査は31省(自治区、直轄市)の中から、141県の32,000世帯を無作為に抽出のうえ、事後品質チェックを行った。その結果、第七回国勢調査における登録漏れの割合は0.05%、国勢調査のプロセスは厳格で標準化されており、調査の結果は高い精度を示している。

    二、国勢調査の主要データ
    1. 総人口
       全国の人口[注]は14億1178万人、2010年(第六回国勢調査)の13億3972万人に比べて7206万人(5.38%)増加、年平均増加率は0.53%であり、2000年から2010年までの年平均増加率が0.57%であったのに比べて0.04%低下した。当該データによると、全国の人口増加率はこの10年間低下傾向にある。

    2. 世帯人口
       全国の家族世帯は4億9416万世帯、人口は12億9281万人、集団世帯は2853万世帯、人口は1億1897万人である。平均世帯人口は2.62人で、2010年の3.10人から0.48人減少した。国内での人の移動が頻繁になったことや、結婚後に独立して生活する若者の住宅事情が改善されたことなどの要因により、家族世帯の規模は縮小し続けている。

    3. 人口の地域分布
       分布の割合は東部地域が39.93%、中部地域が25.83%、西部地域が27.12%、北東部地域が6.98%となっている。2010年と比較して、東部地域では2.15%上昇したが、中部地域では0.79%、西部地域では0.22%、北東部地域では1.20%低下した。人口は経済的に発展した地域や都市部にさらに集中している。

    4. 性別構成
       男性人口は7億2334万人で51.24%を占め、女性人口は6億8844万人で48.76%を占めている。総人口の性別比率(女性を100とした場合の男性の比率)は105.07で、2010年と基本的に同じであるが、若干減少している。出生時の男女比は111.3で、2010年に比べて6.8%減少しており、人口の性別構成は引き続き改善されている。

    5. 年齢構成
       0~14歳の人口は2億5338万人17.95%、15~59歳は8億9438万人63.35%、60歳以上は2億6402万人18.70%を占めている(うち65歳以上は1億9064万人13.50%を占めている)。2010年と比較して、0〜14歳の人口比率は1.35%増加、15〜59歳の人口比率は6.79%減少、60歳以上の人口比率は5.44%増加した。中国では少子化の割合が回復しており、少子化対策の調整が成果を上げている。その一方、人口の高齢化はさらに進んでおり、今後も長期的にバランスのとれた人口増加が求められている。

    6. 教育水準人口
       大学教育を受けた人は2億1836万人。2010年と比較して、人口10万人あたりの大学教育を受けた人の数は8930人から15467人に増加、15歳以上の人の平均教育年数は9.08年から9.91年に増加し、非識字率は4.08%から2.67%に低下した。教育状況の持続的な改善は、過去10年間に行われた高等教育の発展と若年層の非識字率の根絶に向けた施策の成果が反映しており、人口の質が向上している。

    7. 都市と農村の人口
       都市部に住む人口は9億199万人で63.89%、農村部に住む人口は5億979万人で36.11%を占めている。2010年と比較すると、都市部の人口は2億3642万人増加、農村部の人口は1億6436万人減少しており、都市部の人口の割合は14.21%増加した。中国の新型工業化、情報化、農業近代化の深化発展と農業移転人口の都市化政策の実施に伴い、中国の新都市化プロセスはこの10年間で着実に進展しており、都市化建設は歴史的な成果を上げている。

    8. 流動人口
       分離人口は4億9276万人で、そのうち1億1694万人が自治体管轄内での分離であり、流動人口は3億7582万人で、そのうち1億2484万人が他県に移動している。2010年と比較して、分離人口は88.52%増加、自治体管轄内の分離人口は192.66%増加、流動人口は69.73%増加した。中国の持続的な経済・社会発展により、人口の移動・流動化の条件が整い、人口流動化の傾向がより鮮明になり、流動人口の規模がさらに拡大している。

    9. 民族人口
       漢民族の人口は12億8631万人で91.11%、各少数民族の人口は1億2547万人で8.89%である。2010年と比較して、漢民族の人口は4.93%増加、各少数民族の人口は10.26%増加しており、少数民族の人口に占める割合は0.40%増加した。民族人口の着実な増加は中国共産党の指導の下、中国のすべての民族が総合的に発展、進歩していることを十分に反映している。

       人口問題は常に中国が直面している大局的、長期的、且つ戦略的な問題である。第七回国勢調査において、中国の人口の数、構造、分布などの状況を総合的に把握したことで、現在の人口動態における変化傾向の特徴を正確に反映した大量の貴重な情報資源を得た。

    [注]: 人口とは、中国本土の31省・自治区・直轄市の人口および現役軍人を指し、香港・マカオ・台湾の住民および31省・自治区・直轄市に居住する外国人は含まない。

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