新規感染で貨物遅延と移動制限が懸念
2020. 11. 23
新規感染で貨物遅延と移動制限が懸念

新型コロナウイルス感染症の新規確定症例が確認されたことを受け、11月23日10時に上海市は正式発表を行いました。上海では海外から人を媒介せずに感染が確認された症例は計6例で、そのうち2例が11月22日に確認されています。感染経緯は、浦東空港で海外からの到着した航空コンテナに暴露したことによるものと思われます。空港の輸入貨物従事者とその濃厚接触者に感染者がでたことで、空港での作業員、旅行者に対する防疫管理が強化され、輸入貨物と作業エリアの消毒が行われることになり、国際貨物に遅延が生じる懸念がでています。労務条件や貿易契約条件等に法的対応が必要な場合は弊所にご相談ください。
蘇州市では昨夜(22日)遅くに中高リスク地区を内在する都市部からの入境者にはPCR検査の陰性証明を求める措置を発表しました。これを受けて、上海では中高リスク地区を含む浦東新区に11月7日以降に滞在していた人が蘇州に入る際にはPCR検査の陰性証明が必要になります。また、無錫市でも同様の措置を取っています。
なお、上海市は本日、浦東新区内で従来の中リスク地区を低リスク地域に変更し、新たに2カ所の中リスク地区を設定しました。
出張などで上海から他地域へ移動する計画がある場合は、直前に現地の政策及び宿泊先や訪問先の受入条件等をご確認ください。
また、現在、ネット上でさらに虚偽または不確かな情報が流れていますのでご注意ください。状況と対策は日々変化していますが、不要な心配をなさらないようご連絡いたします。
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