注意喚起 | 電信詐欺に細心なご注意を
2020. 9. 24
注意喚起 | 電信詐欺に細心なご注意を

日本でも電信詐欺が巧妙化、狡猾化して来ており重大な社会問題となっておりますが、中国においても同様、大きな社会問題を引き起しております。先般2月19日、中国公安部より注意喚起する視点より60種類に及ぶ電信詐欺事例が公布されました。その中で、日本人駐在員にも日常の業務、社会生活において容易に陥り易い事案をピックアップして下記致しますが、大事な事は日本でも同様、見知らぬ情報、勧誘、甘い誘い等のメール、電話に対し安易にクリック、インストール、受信することを回避することが肝要ですので充分な注意を払って対応頂ければ幸甚です。
(1)「いいね!」ボタンをクリックさせる詐欺
商品販売会社を名乗り、「いいね!」ボタンをクリックすると賞金或いは利点がえられるとの謳い文句で姓名、電話番号等個人情報を登録させた後、賞金或いは利点を得るのには保証金が必要であると通知した上で保証金を振込ませる。
(2)QRコード詐欺
値下げ、褒賞を餌にQRコードをスキャンさせ会員に加入させる。これにはトロイの木馬型ウイルスが付着しており、一度スキャン、インストールしてしまうと木馬型ウイルスが銀行口座番号、パスワード等プライバシー情報を盗み取る。
(3)Eメール当籤詐欺
インターネットを通じて当籤メールを送付、一度でも景品引換の連絡をすると、個人所得税、公証費納付等の書類が必要といろいろな理由をつけ必要経費を振込ませる。
(4)航空券変更詐欺
航空会社の顧客サービスと名乗って、フライトキャンセル、料金払戻、変更サービスを提供するとの理由付けで、航空券購入者を誘導して何度となく係る経費を振込ませる。
(5)航空券予約詐欺
虚偽のネット予約会社を作成、デマ情報を流し、低価格で顧客を勧誘、予約出来なかった等の理由で更に係る費用を振込ませる。
(6)疑似基地局詐欺
疑似基地局を利用してオンラインバンキングのグレードアップ、10086移動ショッピングセンター現金両替の偽リンクを通知、一度クリックすると携帯電話に木馬型ウイルスが入り込み、銀行口座番号、パスワード、携帯電話番号を抜き取り、犯罪行為を行う。
(7)フィッシングWebサイト詐欺
オンラインバンキングのグレードアップを理由に銀行と名乗ってオンラインバンキングに登録させ、銀行口座番号、ネット銀行口座番号、パスワード、携帯電話取引ナンバー等の情報を抜き取る。
(8)パブリックにおけるパクリWiFi詐欺
フィッシング無料WiFiにリンクすると流量データーの転送を通じて、携帯電話にある写真、電話番号、各種パスワードを抜き取り、詐欺恐喝行為を行う。