発表!最新の中央文書が示す経済改革のシグナルはなにか?
2020. 5. 18
発表!最新の中央文書が示す経済改革のシグナルはなにか?

5月18日、中国共産党中央、国務院は≪新時代の社会主義市場経済体制の整備加速に関する意見≫(“意見”と略称)を公布し、“より高い起点、より高いレベル、より高い目標の上で経済体制改革を推進する必要がある”と提起した。外部環境が厳しく複雑な情勢に直面している中で、重大な意義がある。
一、7大の主要分野:
- “公有制”(国有や集団所有などの生産手段の社会的共有制)を主体とし、多様な所有制経済の共同発展を堅持し、ミクロ経済主体の活力を強化する。
- 市場経済の基礎制度を打ち固め、市場の公平競争を保障する。
- より完全な要素で市場化配置体制・メカニズムを構築し、社会全体の創造力と市場の活力をさらに引き出す。
- 政府の管理・サービス方式を刷新し、マクロ経済のガバナンス体制を整備する。
- 民生保障制度の堅持と完備をし、社会の公平と正義を促進する。
- より高レベルの開放型経済の新体制を構築し、開放によって改革と発展を促進する。
- 社会主義市場経済の法制度を完全なものにし、法治保障を強化する。
- 国有経済の配置の最適化と構造の調整を推進する。
- 自然資源独占業界の改革を着実に推進する。
- 中小企業の発展を支援する制度の健全化を進める。
- 立法の上で私有財産と公有財産に平等な地位を与え、平等に保護し、個人破産立法を推進する。
- 規範化され、透明性があり、開放的で、活力があり、強靭な資本市場の確立を加速し、資本市場の基礎制度の整備強化をする。
- 不動産税の立法を着実に推進する。
- 人民元資本項目の交換性を段階的に実現し、人民元の国際化を着実に推進する。
- 新たな国の中長期科学技術発展計画を編成し、国の戦略的科学技術力を強化する。
- 自由貿易試験区、自由貿易港などの対外開放のハイレベル建設を加速する。
- 関税の全般的水準を引き下げる。