朱建荣様:日本企業が中国市場の一部となることを願う | ダン・リーグ 中日フォーラムパネリスト見解(三)
2025. 3. 24
朱建荣様:日本企業が中国市場の一部となることを願う | ダン・リーグ 中日フォーラムパネリスト見解(三)

編集者注
2月14日、ダン・リーグ法律事務所は「日系企業法律サービスセンター」の設立式典を開催し、記念フォーラム「転換期における中日相互投資のあり方および中国の内需拡大」を成功裏に開催しました。本フォーラムには、中日両国の各分野の専門家や企業代表が一堂に、転換期における新たなビジネスモデルについて活発な議論を交わしました。本記事では、フォーラムに参加したパネリストの見解を厳選し、読者の皆様にお届けします。
「中国企業と共に成長する」
東洋学園大学(日本)朱建荣教授

東洋学園大学の朱建荣教授は、本フォーラムの司会をし、ディスカッションパートにおいて、中日協力に関する自身の見解と提言を述べました。
中日の間には情報のギャップが存在する
東京と中国の間には、明らかな情報の空白があると強く感じています。本フォーラムで発言された専門家の方々は、中国を深く理解し、中国の企業社会に溶け込み、正確な分析と提言を行っています。しかし、東京ではこうした認識が十分に形成されていません。
その意味で、日本国内の企業と中国に進出している日系企業との間には、中国の現状に関する認識の差があります。このギャップを埋めるためにも、本フォーラムの意義は極めて大きいと言えます。我々は、日本国内により多くの情報を伝え、この認識の差を受け入れ、適応することが重要です。
日本企業には中国での大きな発展の余地がある
私が強調したいのは、日本企業には中国市場での大きな発展の余地があるということです。この活力ある声を、日本国内にももっと届けたいと思います。中国市場には、日本企業が誇る優れた製品や技術が多く存在しています。しかし、時代の変化に適応し、継続的にアップデートしていくことが極めて重要です。
中国の研究者の視点から見ても、日本企業は単なる「ゲスト」としてではなく、中国企業と共に発展していく強い意志を示すべきです。日本企業が中国市場の一部となり、他の企業と共に市場の発展を推進していくことを強く願っています。