「中華人民共和国デュアルユース品目輸出管制リスト」において注意すべき点は？
2024. 12. 26
「中華人民共和国デュアルユース品目輸出管制リスト」において注意すべき点は？
Q：「中華人民共和デュアルユース品目輸出管制リスト」において注意すべき点は？
A：2020年12月に「中華人民共和国輸出管制法」が公布されてから4年近くを経て、2024年11月15日に「中華人民共和国デュアルユース品目輸出管制リスト」（以下「リスト」と略称する）が正式に公布され、12月1日から実施された。
「リスト」が発表される前に、管理制御物項目の定義については、商務部と税関総署が定期的に共同で発表した「デュアルユース品目と技術輸出入許可証管理目録」の関連規定を主に参考にしたうえで、その中の商品範囲は商品名と説明に準じ、税関商品コードは通関申告の参考に供しているだけであり、実践の中で一部の規制規則が曖昧である問題が存在していた。今後は、監視化学品を除いて、その他のデュアルユース品目の管理制御に関する行政法規はすべて廃止され、「リスト」を通じて管理制御を行う。当該「リスト」はより体系化された、透明で正確な分類システムを採用しており、各管理物項目には5桁の輸出管制コードがそれぞれ1つ与えられ、併せて一部の曖昧概念の解釈と関連用語の定義を追加することで、管理制御物項目を識別する確実性を高めた。
「リスト」が発表された後、過去に商品範囲が曖昧で規制を受けていなかった一部の品目は今後、規制内に入る可能性もあり、企業は最新の「リスト」に基づいて企業の輸出品目の作成状況をタイムリーに整理することを提案する。確定できない場合は、国務院商務主管部門に速やかに相談することと併せて同時に、輸出貨物、技術とサービスを作成する性能指標、用途及びデュアルユース品目に属するかどうかを確定できない原因を提供することで、正確な判断を行うべきである。
