最高法院 固定期間の労働契約2回満了後に会社は無固定期間にしない選択ができるか?
2024. 7. 3
最高法院 固定期間の労働契約2回満了後に会社は無固定期間にしない選択ができるか?

最高法院は「法回答網」の第6回精選問答の中の問題2(労働者と固定期間の労働契約を2回連続で締結した後に雇用主には無固定期間の労働契約を締結する選択権はあるのか)に対する回答で、労使双方の合意により無固定期間の契約を締結できるが、2回連続して固定期間の契約を締結し、かつ当該労働者に規律違反がなければ、3回目は無固定期間契約を締結しなければならないと示した。すなわち、労働者は無期限労働契約への更新を要求することができ、使用者側には選択権がない。使用者が拒否する場合は、法的責任が生じることを明らかにした。
最高法院は、今年4月に発表した労働争議の典型例の中の2件目でも同じ争点について紹介していて、この問題に対して今年に入って2回回答している。最高法院の見解は上海市の現在の司法実務とは正反対であり、今後の動向を注視していきたい。
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