大連 | 労働争議12典型事例を公布
2024. 6. 24
大連 | 労働争議12典型事例を公布

このほど、大連市中級法院は3日連続で、労働関係の締結と履行、労働契約の解除に関する責任、労災待遇などの問題を扱った典型事件を微信(WeChat)の公式アカウントで公開した。大連市人力社会保障局、大連市総工会との共同による第1回の対外発表となる。
事例7では「パッケージ給与制度」に関する争議で、裁判所は、同制度は労働市場で自発的に形成された新しいタイプの賃金支払方法であり、労働契約で合意された月給が標準労働時間に対応する給与だけでなく、固定残業時間の時間外手当も含むものであるとし、残業が多く、そして残業時間が相対的に固定されている業種では一般的であるとした。そのうえで、現行法上「パッケージ賃金制」が禁止されていないので、会社は賃金の水準と支給方法を決定する権限を持ち、よって、労使双方で合意された賃金基準が法に反しない限り、有効であるとした。
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