独禁コンプラ・ガイドを改訂 管理組織と奨励の章を新設
2024. 5. 24
独禁コンプラ・ガイドを改訂 管理組織と奨励の章を新設

国家市場監督管理総局はこのほど、「事業者向け独占禁止コンプライアンス・ガイドライン」をウェブサイト上で公表した。今回改訂された「ガイドライン」では主に下記の変更が加えられている。
- 適用範囲の改善により、コンプライアンス管理の基本概念に関する規定を調整し、コンプライアンス文化に関する内容を充実させた。
- コンプライアンス管理組織に特化した章を設置し、事業者が行う独占禁止法コンプライアンス管理体制の設置全体についてのガイダンスを提供し、事業者がコンプライアンス管理組織を設置することを明確にし、コンプライアンス管理における各レベル組織の具体的な職責について提起した。
- コンプライアンスリスクとコンプライアンスリスク管理を1つの章に統合し、独占禁止コンプライアンスリスクの識別に対して実施例によるガイダンスを追加した。
- 主要分野、主要ポイント、主要人物に特化したリスクの識別と評価、リスク警告、リスク処理などのコンプライアンスリスク管理体系の改善に関する規定を改正した。
- 競争を排除または制限する目的で行政権を濫用する行政独占行為リスクを新設した。
- 独占禁止コンプライアンスの審査、遵守相談、監督体制、評価と改善など、実効を上げている運用条項を新設した。
- 遵守インセンティブに関する特別章を新設し、事業者が遵守インセンティブを申請する手続きと、遵守インセンティブ不適用の状況を規定した。
- 上記のほかに、ガイドラインの理解に資するよう、関連部分に22の参考例を示している。
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