新工会条例が6月1日から実施
2022. 5. 24
新工会条例が6月1日から実施

上海観察などのニュース報道によると、5月24日、「上海市工会条例」の改定に関する決定は、上海市第十五期人民代表大会常務委員会第四十回の会議にて表決によって採択されました。2022年6月1日より施行されます。今回の改正は、「中華人民共和国工会法」の改正によるものだと考えられます。法律の改定に従い、地方の法規も改正しなければなりません。
今回の改定は、工会組織(日本の労働組合に類似する組織ですが、完全一致する概念ではありません。)・及び工会の監督の機能について新たに規定しています。そのうち、労働関係における工会の役割について、疫病を背景に、元からあった条文を強調する内容が多く、企業にとって、実質的な影響が小さいと考えられます。また、元々の「工会条例」では、「使用者が従業員を解雇する際に、事前に理由を工会に知らせなければならない。工会は企業が法令・関係契約に違反したと判断し、見直しを要求した場合、企業は工会の意見を研究し、処理の結果を書面にて工会に通知しなければならない」という規定があります。今回の改正案は、この条文の最後に、「関連資料を添付する必要がある」という一言を追加しました。
他の改正内容について、弊所はnewsflashにて関連情報をクライアントの皆様に共有しました。当該改正案、及び工会について、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。