静安区の一店舗が中リスク地区へ
2022. 1. 14
静安区の一店舗が中リスク地区へ
上海市健康委員会は、1月13日の上海市感染防御工作記者会見において、1月11日に報告された海外から入境した無症状感染者1名に関連して隔離されている人たちに対する新型コロナ肺炎ウイルスPCR検査において、新たに5名の感染者が確認されたことを公表しました。5名はすでに上海市公共衛生臨床センターに移送されています。現時点で当該5名の濃厚接触者を含む隔離対象者の検査結果は陰性で、感染者が居住した場所の物品、環境サンプル1626件のなかからPCR検査により34件の新型コロナウイルス陽性が発覚している以外は陰性結果となっています。
これを受けて、上海市新型コロナ肺炎ウイルス感染防御工作指導小組は静安区静安寺街道愚園路228号を中リスク地区に指定しました。
春節の移動時期を控え、上海市の関係部門は、市民に感染防止対策と健康管理の徹底と、発熱、咳、脱力、味覚臭覚の減退などがあれば医療用マスクを着用して最寄りの発熱外来での検査を徹底し、宅配便などの受取時には手袋を着用し、日常の手洗いを励行するよう要請しています。また、ワクチン未接種者、特に60歳以上の高齢者と3－17歳の青少年に対して全面接種を奨励しているほか、ワクチン接種完了後6カ月を過ぎた市民にはブースター接種を急ぐよう呼び掛けています。
また、既報の通り、大連でも1月12日に天津市から大連市甘井子区に帰還した２名にPCR検査結果の陽性反応があり、濃厚接触者25名と二次濃厚接触者56名が隔離等の管理下に置かれました。
現時点での新型コロナウイルス感染者は、大連、上海以外にも、陝西省の西安、延安等、浙江省の紹興、寧波、杭州等、河南省、天津市、北京市、広西壮族自治区、四川省、広東省、雲南省、福建省、江蘇省南京、山西省で確認されています。
