アントグループが再度事情聴取及び主要メディアの論評

2021. 4. 23

アントグループが再度事情聴取及び主要メディアの論評

   中国人民銀行、中国銀行保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、国家外貨管理局などの金融管理当局は2021年4月12日に共同で、アントグループ(アリババ集団傘下で、電子決済サービス「アリペイ」を運営する)に対して再度事情聴取を行なった。

   アントグループの回答:真面目に改善する。グループとして金融持株会社の申請設立を行い、金融業務全般を監督管理に組み入れる。アリペイ業務を支払い機能に戻し、小額のサービスを堅持する。個人信用調査会社を設立し、法に基づいた資格を取得し、合法且つ規則を遵守した個人信用状況調査業務を行い、個人情報保護を強化すると共に、データの濫用に対して効力のある防備を行う。「借唄(ジエベイ)」と「花唄(ホワベイ)」(アリペイが提供する消費者金融サービスである)の業務を消費金融会社に組み入れ、関連法律に従い、消費金融業務を行う。消費者権益に対しての保護、及び金融消費者に対する適正な管理を強化する。会社の管理を改善し、公平な競争に関する法律規定に従い、関連取引の規制、リスクの予防及び対応の強化を図り、公平な競争による市場環境の構築に協力し、社会責任体制の構築にさらに力を入れる等を表明。

   中国ニュース網のコメント:今回再度の事情聴取は、問題の改善、規制の確立、及び原動力の補充と言う3つの重要なシグナルを放っている。

   新華網のコメント:規制発展の方針、改善の取り組み、公平な監督管理及び開放合作の態度がますます明確になった。

   経済日報のコメント:規制の発展はEC経済の更に素晴らしい未来のためである。アントグループの改善を節目として、EC企業は規制において新たな起点を迎え、今後更に健全で安定した、高質な発展の大きな幕がしずしずと開いていると信じる。
 
出典:中国ニュース網、経済日報、北京日報、新華網
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